進め!電波少年や数々のものまねで当時、爆発的な人気を博した松村邦洋氏を題材にした対戦格闘ゲーム。
玉石混交の数あるタレントゲームがあるがこのゲームは果たして・・・
『松村邦洋伝 最強の歴史をぬりかえろ!!』 ストーリー
松村は自分のゲームを作ってもらうためにゲーム会社に行くが、その行く先々でいろんな人々に絡まれ、勝負を挑まれるのであった。
どんなゲーム?
タレントの松村邦洋が様々な職業の相手を倒し最強を塗り替えていく対戦格闘ゲーム。
格ゲーには珍しくガードの概念はなく回避のバウバウや回復のピロピロなど独自の要素がある。
餓狼伝説シリーズのような奥移動(緊急回避用だが)やストリートファイターシリーズのオーソドックスなシステムなども組み合わせており非常に意欲的な?ゲームである。
キャラクター紹介
主人公にふさわしくオーソドックスな能力を持つ。
ただし飛び道具はない。
このゲームの独特な操作に慣れない時に戦うので最初の関門。
ナイフ投げが厄介。
初戦の洗礼を受けてここまで来ていれば苦戦はしないはず。
ラーメンが飛んでくる技のインパクト。
カウンター気味にブランチャーがやらしい。
動きが鈍いので勝機を見出すならそこ。
ルチャリブレのように華麗。
豊富な投げ技を持つがガードの概念がないこのゲームに意味があるのか・・・
野生児のような動きで翻弄される。
リーチが長く個人的に一番苦戦しました・・・
忍法たたみ返しが厄介。
慣れれば割と戦いやすい。
全てにおいて高い能力を持つ。
サイコクラッシャーのような技が強力。
『松村邦洋伝 最強の歴史をぬりかえろ!!』の魅力
松村邦洋氏が所属事務所・太田プロのマネージャーから新しい企画として松村邦洋を地上最強の男にしたゲームソフトを作ってもらえと命令が下る。
アポなしでゲーム会社に突撃する道中に絡まれるというストーリーは当時カルト的人気を誇った「進め!電波少年」を彷彿とさせる内容で30~40代の世代は思わずにっこりしてしまうでしょう。
電波少年のゲームと言えば無敵のセールスマンのコーナーでふかわりょう氏がアポなし訪問販売をしていた「電波少年的ゲーム」がありましたがそれはまた別のお話・・・
実写取り込みのリアルなインパクトあるキャラクターはみんなでワイワイ集まる環境さえあれば盛り上がるパーティーゲームとなるでしょう!
これが一人でやるとみな口をそろえてこう言うだろう「クソゲー」と・・・
独特なゲームシステムと起き上がり時の無敵時間の短さを利用したハメ技を平気で使うコンピューター、またその逆も然りでかなりの難解かつ理不尽なゲームである。
回復のピロピロと回避のバウバウを使いこなせないと試合にならない難易度のため最初の方はボコボコにされます。
ピロピロ中にダメージを受けると大ダメージを受け、バウバウ中はキャンセル出来ないのでバウバウ終わりにダウンさせられたら永パのハメに苦しめられ心は虚無。
だが逆に考えてほしい!
当時の格ゲーブームの真っ只中に発売され、ストⅡを模したような似たり寄ったりの格ゲーが量産される中でこのゲームはそのアンチテーゼに位置されるのではないか?
この頃の格ゲーの戦略のトレンドと言えば「待ち」である。
一度有利な状況になってしまえばそのあとは防御や逃げに徹したり焦った相手のミスを撃ち落とす「いい性格」してやがるプレイヤーは好んで使いました。
この消極的でしらける戦法を使い続ければ友情は破壊され灰皿ソニックは飛んで来るわ台キックはされるわで相手の神経を逆撫でするだけなのでおススメしません(経験談)
しかしこの「松村邦洋伝」はガードの概念はなくバウバウでの回避が主なディフェンス行動です。
バウバウは持続時間が短く相手の攻撃を読んで発動しなければボコボコにされるのでバウバウ連打は意味がありません。
加えてバウバウ終了後にも隙もあるので投げ技に無防備という弱点もあります。
「松村邦洋伝」を極めたもの同士の対戦だと相手の行動を読んでのバウバウやジャンプ中のわずかなスキを見てのピロピロでの体力回復などの熱い読み合いが出来るでしょう。
接近戦での緊張感は随一だと思います!
まぁ一番の問題はそこまでこのゲームをやりこんだ相手を探すのが最大の難易度でしょうか・・・
格ゲー最大のeスポーツ大会のEVOのサイドトーナメントでやれば盛り上がると思うのは自分だけでしょうか・・・?
有名プレイヤーにエキスビジョンとしてやってもらってカオスな大会にしてもらいたいです(願望)
プレイするには?
配信などはされていないので中古屋などでソフトを購入してスーパーファミコン本体、もしくはレトロフリーク、スーパーファミコン互換機で遊ぶしかありません。
さほど入手難易度は高くないと思うので興味がある方は是非!